著者の経歴

私は岩手県の高校教師です。県北小規模校での新採用時代、生徒は講義方式には一切興味を示さず、授業が全く成立しない状況が続いたため、何とか授業に変化をもたらし、目や耳や体を使う授業ができないものかと考えていました。一時間の授業に(導入→展開→まとめ)があるように、一つの単元学習の中に導入の時間、まとめの時間があっても良いのでは…。そこで、作業とか読み物などの視聴覚教材を開発し、1時間毎の授業形態に変化を持たせる「単元学習の構造化」に取り組んでみました。

そんな折、生物談話会という自主サークルを通じ「モジュール式教育」を知る機会に恵まれました。「モジュール式教育」とは、文部省科学研究費特定研究の一環として、国立教育研究所が開発した授業形態で、その現場試行という形でたまたま参加することができました。しかし、残念ながらそのテキストは難解であり、あまり面白いものではなく、その方式も徹底した個別指導であり、実際の高校現場で適用するには無理な面がありました。そこで、独自の方式に発展させ、テキストも親しみやすいものを開発しました。

その後、使い方が分からないとの声もあり、授業の記録を残すべき時期とも考え、10年かけて指導書づくりに取り組み、また、実験関係や視聴覚関係の資料等も膨大になり、それらを含めた形で「モジュール式生物教育-私の生物教育-」 (テキスト編、指導書編、実験書編、資料集編)を平成12年に完成することができました。

当サイトは、私が授業の構造化に取り組み、30年ほどかけて完成した生物教育のテキストの作成経過とその全テキスト、それを利用した授業の形態などを紹介しています。

西暦[和暦]経歴
1974年[昭和49年]岩手県立葛巻高校に新規採用(7年間勤務)
1977年[昭和52年]「モジュール全国大会」 岐阜県瑞浪高校に参加
1978年[昭和53年]日教組沖縄全国大会に岩手県代表として発表
1980年[昭和55年]山口式モジュール授業「細胞分裂と染色体」の公開授業
1981年[昭和54年]岩手県立大船渡高等学校に転勤(6年間勤務)
1985年[昭和60年]モジュールテキスト集」の完成
1987年[昭和62年]岩手県立黒沢尻北高等学校に転勤(7年間勤務)
生物話題集」の完成
1992年[平成4年]分冊版「遺伝の学習」の完成
1993年[平成5年]公開授業「ヒトの発生」スライド紹介
1994年[平成6年]岩手県立盛岡北高等学校 に転勤(4年間勤務)
1995年[平成7年]日本生物教育学会高知大会に参加(ニタリクジラの観察)
1996年[平成8年]モジュール教育指導書」の完成
1997年[平成9年]モジュール教育実験書」の完成
分冊版「生態の学習」「進化の学習」の完成
1998年[平成10年]モジュール教育資料集」の完成
分冊版「生物実験教材集」「DNAの学習」「発生の学習」「生殖の学習」「進路指導書類様式集」の完成
岩手県立大東高等学校に転勤(7年間勤務)
2000年[平成12年]日教組鹿児島大会で発表
分冊版「細胞の学習」の完成
2001年[平成13年]日本生物教育会徳島大会に参加(ウミガメの産卵観察)
2002年[平成14年]日本生物教育会北海道大会に参加(大雪山の植物観察)
2003年[平成15年]日本生物教育会千葉大会に参加(ウミホタルの採集)
2005年[平成17年]岩手県立一関第一高等学校に転勤(教頭として赴任/2年間勤務)
2007年[平成19年]岩手県立水沢高等学校に転勤(副校長として赴任/4年間勤務)
2011年[平成23年]定年退職~引き続き再雇用勤務
岩手県立岩谷堂高等学校に転勤/6年間勤務
2012年[平成24年]分冊版「反応の学習」「調節の学習」「同化の学習」「異化の学習」の完成
2018年[平成30年]花巻南高等学校にて勤務/3年間勤務
2020年[令和2年]水沢第一高等学校にて勤務/3年間勤務
2023年[令和5年]一関学院高等学校にて勤務/1年間勤務
2024年[令和6年]花巻東高等学校にて勤務